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2005年 10月 05日
夕食を終えてホテルに帰っても女房の具合は一向に回復せず、夜中の間も咳をするたびに目が覚めてほとんど睡眠をとれなかったそうである。私はアルコールという名の睡眠薬が十分に効果を発揮してくれたおかげで、一度も目を覚ますことなくぐっすりと眠れたのだが。
そこで駅に向かう道すがらにあった何の変哲もないパン屋に入り具だくさんのサンドイッチを1本買い求め、これをかじり齧りしながらストラスブールの駅に向かう。 その物語とは小学校のときの国語教科書に出てきたドーデの「最後の授業」なのだが、普仏戦争によってドイツに占領されることにったこの地方では、明日からフランス語が使えなくなるというなんとも悲しい内容であった。もし自分が明日から日本語を使えなくなったらどうしよう、大変だ!とパニックに陥り、そんなことをするドイツっを呪った記憶がある。 だが、いまこの場所で彼らアルザスの人々を見ていると、19世紀の当時でも、日常的にアルザス語を話していたのではないか、という疑問が沸々とわいてくる。 日本に帰ってこれを著したドーデについて調べてみたら、彼はアルザスを失ったフランス民族主義の立場から、ノスタルジックにこの小話を書いたのだということがわかった。だから、この物語の最後にフランス語教師が「フランス万歳!」などと黒板に書いていたのだ。 100年以上も過去のこととはいえ、こんな偏った話を私の娘も息子も小学生のときに読まされていたのだ。どんなもんなんだろうか? 列車がコルマール駅に滑り込んでも彼女はすっかり寝入ったまんまだ。かわいそうだが、彼女を無理やり起こし、ホームに降り立つ。 このとき、女房を起こさずに、そのまま列車内に放置するというアイデアがなんで浮かんでこなかったのか、と今頃になってしきりに後悔する毎日である。(笑) 部屋で2時間ほどゆっくりと女房を休ませて、近くにあるブラッスリーで遅めの昼食を摂ることにした。 ガス入りを飲んだが、すっきりとした飲み心地で、特に喉に炎症を起こしている女房には気持ちが良かったそうだ。(パリの飲食店ではまず飲むことはできないと思うが、パリのカルフールには売られているそうだ。) ひと品目は「キッシュ・ロレーヌ」。味はとてもいいのだが、塩辛すぎる。これをおかずにパンが進んでしかたがない。というか、パンを食べないとキッシュを食べられないほどの塩辛さなのである。 といっても、フランス人はアイスコーヒーを飲まないので、コーヒーといっしょに氷を持ってきてもらった。氷を入れて飲んだら、ぬるくてボヤケた味のコーヒーになってしまった。 そして、ドトールコヒー・シックになってしまったのであった。
by fuanita2
| 2005-10-05 08:31
| 05'夏 フランス旅行
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