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2006年 04月 24日
カルトとにらめっこをし、前菜、魚料理(ともにフィックス)、チーズ、デセールで48ユーロのコースに牛ヒレ肉の料理一人前を追加して注文した。(一人前を二人でシェアした) ミネラル・ウォーターの王様、かどうかはわからないが、「シャテルドン」(ガス入り)で喉を潤す。この水、広尾にある「明治屋」で販売されていて、500ml入りのもので1本が1050円もする。確かに希少価値の水らしく、フランスのスーパーやカフェでは見かけることがないが、この量で1050円はかな~りボリ過ぎだと思う。ちなみに写真の「シャテルドン」は1リットル入りでたったの6ユーロ。(ということは仕入価格はその半分以下と考えていいと思う) フランス初の「シャテルドン」は炭酸がなめらかでとても飲みやすく、美味しい。 せっかくフルコースを食べるのだから、水だけで美味しい料理を流し込むのはもったいなかろうということで、ワインの赤と白を1杯ずつお願いした。 白はグラーヴ、赤はサンテミリオンのもので、両者とも目が覚めるような旨みを秘めていた。(それぞれ18ユーロ、20ユーロとものすごく高かったけれど・・・) 左はスモーク・サーモンとその下にジュレが隠れている。このジュレとサーモンとの取り合わせが絶妙だ。真ん中はフォアグラのムース。味がとてもマイルドで滑らかな食感でイケル。右は生ハムのカナペ。生ハムはあまり好きな食材ではないが、これは気に入った。 どれもこれもとても美味であり、これから続々と登場する料理への期待がいや高まる。 真ん中は玉子のフライにグリーン・アスパラガス入りのソースをからめて食べる。いい感じに半熟の玉子にこのソースがとてもよく合った。これがフリカッセであろう。 右はチーズのビスキュイの上にアスパラガスのテリーヌがのせてある。これは大当たり!の味である。 鯛のポアレの味は素材が新鮮で、火の通り加減が巧く美味しい。オリーブと小さな貝がのっているパリパリとした食感のものと食べると味が一層引き立つ。ただ、ハーブの香りづけがしてある酸味のあるソースとの相性は良くない、というかソースそのものが弱すぎて、鯛の味に影響をほとんど及ぼさないのだ。(これだけ飲むとそれなりに美味しい)。ちなみにソースの上で100円ショップでよく見かける竹串に刺さっているものはミニトマトのベニエだ。これも役割のよくわからんシロモノであった。 サービス担当からこのソースはヒレ肉にかけてお召し上がりくださいというアドバイスにしたがい、ソースの入った器を持ち上げたところ・・・・・ さて、味はどうかというと、ミディアムでお願いしたヒレ肉は硬すぎず柔らかすぎず、大好きな歯ごたえ。ヒレ肉なのにしっとりとしており、ワイン・ソースともよくマッチし美味。それよりも輪をかけて美味しかったのが腕肉のコンフィだ。食感は部位が部位だけに繊維質が多いが、その歯ごたえが快感をもたらし、味付けはう~ん、と目を閉じて唸ってしまうほどのもの。今思い出しても垂涎しきりだ。 プレデセールはコレ・・・なんて呼んでいいのかわからないが・・・底にアプリコット・コンフィを漉したもの、その上にアーモンド・クリームとゼリー。スプーンで縦にグサッと掬い食べてみると3者のハーモニーがとても良い。 このシェフの手はまるでプロレスラーのように大きく、ゴツゴツしていた。この手からあんなに繊細な料理が生まれるとはとても信じられない。 ★その他/総括 ・サービスのスタッフは誰も感じがよくとても気持ちよく食事ができた。そのスタッフの一人に日本人の青年がおり、彼の接客もとても清清しく好感が持てた。食後、彼と数分間、話をする機会を持てたが、彼はここで働き始めてからまだ2ヶ月しか経ってないそうだ。ここでの労働はとてもタメになると言っていた。彼の話しぶり、仕草を見ていると、そのうち日本でサービスのカリスマと呼ばれるまで大成しそうな予感を持った。 ・料理は基本的にメートル・ドテルがサーブしてくれる。その際に我々のテーブルには1~2人のアシスタントがつきメートルドのアシストをする。彼らの動きにはムダがまったくなく、システマティックな動きに感銘を受けた。 ・料理については言及したが、全体として的はずれなものはひとつもなくて、満足感は◎である。 ・コース料理の値段は魚料理だけだと48ユーロ、魚料理・肉料理の両方だと85ユーロであった。ちなみに我々の食べたア・ラ・カルトの肉料理は58ユーロであった。 ・ミシュランは3つ星レストランを「わざわざ出かけていく価値のある店」と定義しているが、ボクにとってこのレストランは「わざわざ日本から出かけていく価値のある店」、パンチョス5つ星店である。次回は「オステルリー・ドゥ・プレザンスで喰いまくる、1泊3日フランスの旅」(全3回)な~んて旅行記になるかもネ。(笑)
by fuanita2
| 2006-04-24 12:25
| 06'春 フランス旅行
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