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2007年 05月 03日
夕飯はオンダリビアのバル街でピンチョス三昧に決定。パラドールでもらったバル情報をもとに出来るだけ多くのバルを巡りたい。
どのバルにするかは客の入り具合を見て決めることにした。まずは大入り満員の"Bar Ignacio"に突撃。 隣りのテーブルにはお爺ちゃん(推定78歳)、お父さん(推定50歳)、息子(推定20歳)の3世代がピンチョスをつまみながら会話に夢中だ。話しているのは主にお爺ちゃんと息子で、言語はバスク語だ。お父さんはほとんど会話には加わることなく、ひたすらワインとピンチョスに専念している。実はお父さんはバスク語がほとんど理解できないのである。その理由は後ほど述べる。 現在のスペインでは4つの言語が公用語として公認されている。われわれがスペイン語と読んでいる「カスティージャ語」(カステジャーナ)、バルセロナ~バレンシアにかけて話される「カタラン語」、スペイン北西部・ガリシア地方で話される「ガリシア語」、そしてバスク語。初めの3つの言語はスペイン語と同属のロマンス語群に属するので、読んでいてもなんとなく理解できるが、バスク語はそのルーツがわからず、文字を見ても、もちろん聞いてもちんぷんかんぷんである。 さて、4つの公用語があると先に書いたが、フランコ政権時代(1939年~75年)にはカスティージャ語以外の言語の使用は禁止されていたのだ。従って、この時代に就学した児童はカスティージャ語以外の言語を日常話すことはできず、ちょうどその時代に就学期を迎えたお父さんはバスク語教育を施されなかったために、お爺ちゃんと息子のバスク語での会話の輪に入れなかったのである。 それにしても、お爺ちゃんと息子は何故、バスク語で会話をしていたのだろう?きっとお父ちゃんには聞かれたくない秘密の話があったのだろうけど、それならば父親のいないところで話せばいいと思うのだが。それとも、もしかしたら忙しさにかまけてバスク語をぜんぜん学習しようとしない父親に刺激を与えようとしていたのかもしれない。父親のやけに大人しい態度から察するに、きっとそうだったんだろう。 店内は閑古鳥が鳴いている。おまけにカウンター上の冷製ピンチョスはたんまりと余っている。イヤナ予感・・・・・。 食べたのは小さめのハモン・セラーノのボカディージョ、海老とメルルーサの酢漬け、ゆで卵・なんちゃってカニカマのせ。それぞれそこそこ旨い。フランスだけでなく、ここスペインもなんちゃってカニカマがブームなんだろうか?・・・このカニカマにわさび醤油をつけて、パリパリの海苔に巻いて食べたくなったぞ!明日、日本に一時帰国しようかなぁ~。(笑) 最後にこいつで〆ることにした。これは"Txacoli"(チャコリ)と呼ばれるバスクの酒である。カバほどではないが微炭酸の白ワインで、アルコール度数はワインよりも弱く8度。グラス上空1メートルほどのところから注ぎ、炭酸を飛ばして飲むのがこの地の流儀だそうだ。飲んでみると気の抜けたキリンレモンのようである。主に食前酒として飲まれるそうだが、今日はこれを〆のディヘスティーボとして飲んだ。
by fuanita2
| 2007-05-03 09:43
| 07'春 スペイン・フランス旅行
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