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2006年 05月 13日
朝飯はほぼいつもと同じメニューである。 献立:ジャンボン・ドゥ・ペイ、ハムとチーズのサラダ、ブリオッシュ、プレジドンのバター、ミルクコーヒー。デセールはクレモンティーヌ。(クレモンティーヌは旬をとっくに過ぎてしまったためなのか甘みは少ない) 今日はトゥールから数十キロほどロワール河を遡上した「オンザン」(Onzain)というところに宿泊する。そこまではローカル列車で向かう。 トゥールの駅の自動券売機で切符を買おうと思っていたので、駅には乗る予定の列車が発車する20分くらい前に着くようにホテルをチェック・アウトした。 ところが、トゥール駅の自動券売機はキャッシュで買えるものが一台もなく、しかたがなく窓口で買うことにしたのだが、これが長蛇の列をなしているのだ。やきもきしながらも、発車の2分前に切符をゲットし列車に飛び乗る。間一髪であった。フ~~ 列車に乗り込み、ホッとひと息ついたところで検札官が登場。し、しまった、ガシャガシャをやるのを忘れた。 さて、この検札官、ボクが差し出した切符を見て、 「コンポスタージュしてないじゃないか!これは違法だ!」と高飛車に出てくる。やばい!罰金だ・・・と覚悟を決めながらもあがくことにした。 「??? ボク・・フランス語わかりません。ボクははじめの列車です。ボクははじめのフランスです。<ここまでフランス語>どーしよー!<ここ日本語 笑>」と言うと、検札官は一回大きく咳払いをして、 「えー、フランスではコンポスタージュというものがあって、そこに切符を入れるのが義務になっているんだ。あなたたちは外国人だし、旅行者なんで今回は勘弁してあげるが、これからは気をつけるように」と大声でアナウンスする。きっと黙って見逃してしまうと、他の乗客の手前バツが悪かったからなのだろう。ボクはきょとんとしながらも、笑顔で、 「メルシャン」とお礼を言ったのである。(これはわざと言ったのではなくて、うっかりと普段使っている家庭語が出てしまったのだ。我が家では「ありがとう」のことを「メルシャン」という習慣がある。ちなみに、「ごめんなさい」は「ダーバン」だ。 笑) このときはヒャッとしたが、今となってはとても良き思い出である。 上のマップにある汽車ぽっぽのマークからだらだらと登る県道を歩き、15分もかからずに赤いマークの位置に到着した。・・・なのにホテルらしきものは見当たらない。きょろきょろしてると身長190センチはあろうかというインテリ風の男性にどこへ行くのかを尋ねられ、ホテル名を言うと、吃驚した顔で、「ここからはすごく遠いですよ。この道をまっすぐに行けばいいんですけど、歩くのはたいへんですよ。1時間は軽くかかります」との答えに唖然。このマップはガセネタだったのだ。 さらに500メートルほど歩いたころだろうか、後ろからクラクションを鳴らされる。何事?と訝ると、一台のルノーが我々の横で停まった。ルノーを運転している同年代と思しき男性にも行き先を尋ねられ我々の目的地を伝えると、乗っていけと手招きされ、ありがたく申し出を受けることにした。彼に我々が日本からの観光客だと告げると、なんで日本人が?日本人だったらタクシーを使うのが普通じゃない?と驚いていた。彼と四方山話を5分ほどしたところでやっとホテルの門に辿り着いた。 日本に帰って場所を調べてみたところ、上のマップの青いところにホテルはあったのだ。駅からは何キロあるんだろう・・・。思わぬ親切にも巡りあうこともでき、今となってはこんなトラブルも楽しい思い出としてボクのアルバムに記録されている。 余裕のよっちゃんでこの門からホテルを目指して歩いてはみたものの、なかなかホテルは見えてこない。ホテルまで乗っけてってもらえばよかったのに!と女房の愚痴が飛び出し始めると、 今日はいろいろとずっこけたのでお腹はペコペコだ。手も洗わずにシャトーのレストランに飛び込んだ。
by fuanita2
| 2006-05-13 14:52
| 06'春 フランス旅行
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